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帰国の準備 [生活]

3月24日に帰国の途につくことになり、その前の3月21日にはアパートを引き払うことになりました。これは引っ越し業者が土日は休みだからです。

アラスカ旅行は既に済ませて先週の木曜日に自宅に戻りました。楽しい旅だったので、もちろんそれについての記事も書きたいところですが、帰宅とともに引っ越しに向けた荷造りが始まってしまったので、ひょっとしたら帰国した後に書くことになるかも知れません。

あと10日間しかアパートにいられないのですが、少なくとも今週中は僕もまだ研究室に出てきて仕事をするので、もうあまり引っ越し準備のための残り時間はないです。でも、家財一切は僕らの後にこのアパートに住むことになる家族が引き継いでくれるということになったので、作業量は大きく減って、とても助かりました。

自家用車の売却は一応見積もりが出たのですが、何とこのタイミングで、自宅駐車場に止めている間に当て逃げをされて後部ドアに凹みができてしまいました。このまま修理せずに売ってしまうと1800ドルも買い取り額から引かれるということなので保険会社に言って修理の話を進めていますが、未だに修理の見積もりの日程が確定できていなくて、本当に間に合うの?と焦っています。買い取り業者としては、引き渡し後に僕たちの保険を使った修理をするので構わないということなのですが、保険会社が派遣する見積もり業者が自動車を見てその結果の見積書を郵送してくる、という手順のため、少なくとも今週中に見積もり業者が来るようにしてもらわないと…。(もちろん、保険会社には催促しています。)

帰国後の準備も始めています。自分のマンションを、不在の2年間だけ賃貸に出すということをしていて、住んでいる人がいつ退去するかで(契約期限は3月末でした)対応は大きく変わったのですが、ありがたいことに今月15日に退去することになったので、僕たちは帰国便で成田に降り立ったその晩(25日)はホテルに泊まるものの、その翌日からもう自宅に入ることができることになりました。

ということは、電話とか、インターネットとかはその時点で開通した方がいいよね、ということで、これについては、Skypeで国際電話をかけて、アメリカに来る前に利用していたケーブルテレビの会社に予約しました。ケーブルテレビ+インターネット+IP電話をまとめて契約です。電話はNTTの加入権も持っているのですが、IP電話の方が安いことと、手続きをする業者の数が少ない方がいいということで、ケーブルテレビの会社にまとめてしまうことにしました。

その他、アメリカに来るときに人に譲ってしまったTVを新たに買い直すとか、冷蔵庫も同様なので、そういうものを、僕らが住み始めるタイミングでマンションに着くように購入、という手配をこれからやります。このあたりは、インターネット通販が発達したことで、とても簡単になりましたね。

引っ越しと帰国の日程上、22~23日は流浪の民になります。その2日間でワシントンDCのスミソニアン博物館に行こうかという話になっていますが、まだ確定ではありません。いずれにしても、僕たちのアメリカ生活はいよいよ締めくくりが近づいています。


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新年に際して [雑感]

去年の締めの記事も書かないうちに年が明けて、もう2週間以上経ってしまいました。遅くなってしまいましたが、新年おめでとうございます。

うちでは、去年に続いて、おせち料理を全部手作りしました。

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この中で、僕がやったのは伊達巻きだけですが…。これは、去年も作りました。小学校5年の頃だったでしょうか、うちに電子レンジがやってきたとき、付属の説明書のレシピに伊達巻きの作り方が書いてあり、興味がわいて一度作ってみたことがあります。あまりにも手間がかかったので、その時1回だけしか作ったことがなかったのですが、その話を相方にしたら、ぜったい作って!という強い希望が出て、でも作り方なんか覚えてないし、と言ったらクックパッドでレシピを見つけてきたので、結局作ることになったという経緯でした。だから、今年も僕が伊達巻きを作る係、ということになったわけです。去年は1本だけ試しに焼いたという感じでしたが、今年は元旦に、小さな子供を連れて同じように在外研究・留学に来ている日本人の友人家族を招待したので、4本も焼きました。

去年の昆布巻きは、身欠きニシンがなかったので代わりに豚肉を使い、かんぴょうが実はアメリカでは手に入らないので、仕方なく太い糸でしばる、という窮余の策で相方が作ったのでした。今年はちゃんとしたものを作りたい、ということで、実は2~3月の一時帰国の時にかんぴょうを仕入れて持ってきていました。身欠きニシンも、僕の実家に頼んで、他のもの(子供へのクリスマスプレゼントなど)を送ってくれるときに一緒に送ってもらいました。

それにしても、相方がここまで手作りで頑張ったのはすごいです。日本にいたら伊達巻きや昆布巻き、栗きんとんあたりは買って済ませていたと思うのですが、ここの場合、買いたければニューヨーク近辺の日系スーパーまで自動車で往復5時間かけて行かなければならず、それでも満足なものが買えるとは限らないということで、去年というか一昨年の年末に、作れるものは作ってしまえ、ということになったわけです。今回もそれを踏襲したわけですが、明らかに去年よりもグレードは上がりましたからね。

相方は、日本に帰ってからも、おせちは手作りしようね、と言っています。もっとも、日本に帰った後は、正月に実家への帰省が入るだろうから、実際には難しいんじゃないかとも思いますが…。

(僕自身は、子供時代に正月は京都の両親の実家への帰省はありませんでした。当時住んでいた新潟から電車で7時間もかかるというのが大きな理由だと思います。だから、僕にとっては、正月というと、自分の家だけで過ごすもの、という感覚の方が自然なんですが、相方にはそんなことは言えないだろうな…。)

さて、今年ですが、3月末に日本への帰国を控え、既に準備を始めています。一番の懸案は、ここで暮らすために購入した家財一切の処理です。特に大きなもの、ベッドやソファ、ダイニングテーブルと椅子などが問題で、捨てるにもかなりのエネルギーが必要です。そこは相方がうまく考えて、アパートを探すときにお世話になった不動産業者の方に、もしも、我々の後にこの部屋を借りる人が、同じように日本から在外研究に来る人だったら、一式をこのまま動かさずに安く譲りたい、という話をしました。そうしたら、現状、その可能性のある人が出てきて連絡を取り合っているところです。もちろん、まだどうなるかは分かりませんが、うまくいけば、僕らは大幅に部屋を引き払う手間が小さくなるし、後から入る人にとっても、生活の立ち上げが簡単になるでしょう。うまく話が進めばな…と思っているところです。

2月の終わりには、相方の両親と叔母2人が遊びに来る予定です。実はこのブログに書き忘れていましたが、去年の7月には僕の母親と妹が遊びに来て、ニューヨークのブロードウェイ観劇やランカスター郡のアーミッシュ地域のペンションに泊まったりしました。今回も、季節は違いますが、基本的に同じことをする予定です。

それから3月のはじめには、相方の長年の夢だったオーロラ観測のために家族でアラスカ旅行にも行くことになりました。

こんな風に、帰国を控えて、駆け込み的に遊びの予定を入れている…というのが現状ですね。もっとも、実はこれは去年の夏ごろから既に始まっていたことでした。8月のはじめにはオートキャンプに行き、8月の終わりにはサンタフェをはじめとしたニューメキシコに家族旅行に行きました。9月は僕がアイオワに学会出張しただけですが、10月は家族でナイアガラとニューハンプシャーに行きました。11月は僕の学会出張にあわせて家族でアリゾナに巨大サボテンを見に行ったのは最近書いたとおりです。12月の19~26日には、クリスマスの家族旅行として、プエルトリコにも行きました(まだ記事を書いていませんが、近々書きます)。

はっきり言って、こんなに旅行ばかりしていて、本業の研究は?と問われたとしたら、うーん、確かに時間は削られているけれど、やるべきことはやっているから…としか答えられないですね。更に言えば、お金が続くの?という心配も正直あります。これに関しては、帰国に際して自家用車を処分するので、それで1万4000ドルぐらいは期待できるかも、という部分を正直、当てにしています。買った頃は1ドル=80円ほどで、今は1ドル=105円?ですから、ドルでの額面で見るよりも、値段の目減りは小さいですしね…。

帰国したら長男は幼稚園に通い始めるので、我が家も日本の一般的な学校カレンダーにしばられるようになります。そうなると、家族で旅行できる機会も減ってしまうだろうから、今のうちに…という気持ちもあります。もっとも、子供たちが旅行のことを後々まで覚えていてくれるかどうか、というのは心許ないんですけどね。何しろ4歳半と(もうすぐ)3歳ですから。

それでは、今年もよろしくお願いします!


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アリゾナ旅行とサボテン(2) [旅]

次の記事に回す、と書いてから日数が経ってしまいました…。

学会があったのは、アリゾナのフィニックス近郊だったのですが、巨大サボテンのあるサワロ国立公園はもっと南のツーソン(トゥーソン、Tucson)の近くです。

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レンタカーで高速道路を南下していると、途中から忽然と巨大サボテンが視界に入ってくるようになり、トゥーソンに近づけば近づくほど増える、という様相を呈していました。サワロ国立公園は、トゥーソンを挟んで西と東の2か所に分かれているのですが、西部門のビジターセンターに着く頃には、見渡す限り、巨大サボテンが広がっている、という景色になったのでした。

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実を言うと、巨大サボテンがこんなにびっしりと生えているとは予想していなかったので、これを見てしばらくは呆気にとられてしまいました。その後には笑えてきてしまいました。やっぱり、ひょうきんな感じがしますからね。相方の表現では「たくさんの人が“ワーイ”と言っているみたい。」

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トゥーソンには1泊して、2日目は、今度は東側にあるサビーノ・キャニオン(Sabino Canyon)という、やっぱりサボテンの生えた峡谷に足を運びました。

このひょうきんな姿の巨大サボテンと一緒に写真を撮るなら、やっぱり、同じような姿勢になるしかないですね!

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サビーノ峡谷では、レールなし列車のような乗り物で、峡谷ツアーに行けます。

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道中はもちろん、サボテンだらけ。

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峡谷ツアーの終点はこんな感じです。往復で1時間ほどでした。途中に川らしきものは見えるものの、ほとんど水など流れていないので、よくぞここまで削られたものだね、という感じです。そして、斜面にはやっぱりサボテンがびっしり。

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この日はなかなかハードスケジュールで、午前はこの峡谷ツアー、昼食を挟んで午後は、アリゾナ・ソノマ砂漠博物館へ行きました。これは、前の日に行ったサワロ国立公園の西部門ビジターセンターの近くにあります。ここでは午前10時と午後2時の2回開催の猛禽類飛行ショーがあるのですが、何とか午後の部に間に合いました。

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その他にも、カワウソやらビーバーやらも見られましたが、やっぱり、本命はここ。

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 ハチドリです。

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それほど人間を怖がるわけではないので、こういう写真も撮れてしまいます。運がよければ肩に乗ってくることもあるそうですが、今回はそこまでのことはありませんでした。しかし、こうやって寄った写真を撮ってしまうと、ハチドリの小ささがあまり分かりませんね(汗)。

最後に、たくさん生えているサボテンを見ながら連想していたものがあるのですが、それを意識しているのかいないのか、砂漠博物館の中に、何故か小さな水族館があり、まさにその、僕がサボテンを見て連想したものが展示されていました。

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日本語では「チンアナゴ」と呼ぶようです。本当はもっと密集していてくれるとイメージに近くなるのですが…。

夕方、フィニックスに戻って1泊し、翌日帰宅しました。トゥーソンから離れるにしたがってサボテンが減っていくのがさびしかったです…。ですけど、予想以上にテンションの上がる旅だったと思います。群生するサボテンは本当に、一見の価値がありますよ。


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アリゾナ旅行とサボテン(1) [旅]

前の記事で書いたとおり、アリゾナに行って参りました。ちょうど1週間の旅でしたが、前半4日間は、僕が学会、家族は市内観光という名の暇つぶしでした。

学会会場となったアリゾナ州立大学。

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その中の、メモリアル・ユニオンという建物で学会は開催されました。

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学会のポスターです。

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学会の内容については…これは仕事に関わる話で、このブログは、僕が誰なのか、見る人がよく見れば一応分かるけれども、そうでない人には分からない、というスタンスにしているので、まぁ書く必要はないですね。少しだけ感想を書けば、この学会は理念先行型で、その理念によって押し立てようとしているものの「実体」を詳しく調べようという態度に乏しいのかなと思います。僕自身が、実態を詳しく調べる研究をしているから余計にそう感じるのだとは思うのですが。

僕が学会に行っている3日間、相方と子供たちは

1日目:楽器博物館(Musical Instrument Museum

2日目:フィニックス子供博物館(前の記事で候補に挙げた The Children's Museum of Phoenix)

3日目:マコーミック-スティルマン鉄道公園(McCormick-Stillman Railroad Park

に行ったとのこと。楽器博物館は、相方は楽しかったが子供たちは退屈し、子供博物館は子供たちが楽しみ、鉄道公園は相方も子供たちも楽しめたようです。

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この旅行の“本命”だった巨大サボテンについては、次の記事に回すことにします。


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明日から1週間アリゾナです。 [旅]

明日からちょうど1週間、学会発表のためにアリゾナ州フィニックス(Phoenix)に行きます。

今回は家族も一緒で、土・日・月の3日間、学会に参加した後で、1泊2日で南のトゥーソン(Tucson)に行って、サワロ国立公園(Saguaro National Park)で、アリゾナのシンボルとも言えるあの、巨大なサワロサボテンを見てくる予定です。

問題は、僕が学会に行っている3日間のあいだ、相方と子供たちはどうするか、ということだったのですが、幸いなことに、フィニックス地区には子供博物館が3か所あることが分かりました。

1日ずつ、別々のところに行くこともできそう…と思ったのですが、最初の2つは月曜が休館、3つめは土日が休館のようです。3つめはアメリカ心臓協会という、心臓病予防啓発のためのNPOが運営しているようですが、要予約でガイド付きツアーでまわるということなので、ちょっと面倒かな…。

僕は学会1日目の夕方に発表です。今回は機器トラブルは御免こうむりたいですね。実はまだ準備が終わっていないので、この記事も長々と書かずに、仕事に戻ることにします。


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