SSブログ

学会@アイオワ州立大学 (Ames, IA) [仕事]

今月18日から22日まで、アイオワに行ってきました。19日から21日まで、アイオワ州立大学で開催された学会に参加・発表をするためです。ほとんど大学だけしかない場所なので、家族は置いて、1人で行ってきました。(ちなみに、11月には今度はアリゾナで学会があり、そこでも僕は発表するのですが、こちらは観光も兼ねられそうな場所なので、家族で出かけることにしています。)

どうも、ここのところのトラブルの多発で、飛行機での移動には「また遅れたりして大変なことになるのでは…」という恐怖がつきまとうのですが、今回はとりあえず、往路(ユナイテッド航空利用)には問題はありませんでした。まったく、何でこんなことを恐れなきゃいけないのやら。

さて、現地では発表準備が十分でなかったこともあり、今回はあまり写真を撮る余裕がありませんでした。これはアイオワ州立大学のキャンパスの一角ですけど、こんな写真しかなかったとは、後で見て愕然としたのでした。

2013-09-21 17-28-34 (480x640).jpg

19日は学会前のセミナーで、20・21日が学会本番でした。僕は1日目の午後一番に発表だったのですが、ここでトラブル。発表時間の10分ほど前に、持参したノートPCにプロジェクターのRGBケーブルをつないだところ、パチッというショートするような音がすると同時にPCの電源が切れてしまいました。PCを立ち上げ直そうとしても電源自体が入らない。仕方なくバッテリーを外してACアダプターで立ち上げ直してみたら電源は入ったのですが、電源コードの長さが足りなくて発表台の上に乗らない状態。それでもともかく、もう一度RGBケーブルとつないだのですが、また同じように電源が切れてしまう。更にもう一度PCを立ち上げ直したら、トラブルからの復旧処理が始まってしまい、操作が不可能になってしまいました。

その時点で、スタッフが別のPCを貸してくれました。ところが、僕としてまずかったのは、プレゼンテーション用のファイルを、PC本体とクラウド(SkyDrive)にだけ保存してあり、USBメモリにコピーしておくのを怠っていたことです。ということは、SkyDriveに接続してファイルをダウンロードしなければならないわけです。ネット接続は大学のゲスト用WiFiがあるから問題なかったのですが、PCを貸してくれた人がたまたまチリからの留学生で、Windowsがスペイン語版でした。SkyDriveに接続しようとしたときに、どうやら、普段と違うPCで接続しようとしているからセキュリティ確認のために携帯電話にコードを送るからそのコードを入力せよということになっていたようなのですが、僕は一応スペイン語は勉強したことがあって、ある程度は分かるとはいえ、状況が状況なだけにパニックになってしまい、あたふたしているうちに発表時間が半分過ぎてしまい、もうこの時間に発表は不可能とうことになってしまったのでした…。その後に、別の人が英語版で動いているPCを貸してくれたのですが、手遅れでした。

結局、学会の開催委員長の提案で、発表の取り下げがあって空きになった時間帯が2日目の午後にあるので、そこで改めて発表ということで解決してもらったのですが、これはちょっとショックが大きかったです。後の発表を聞きながらも、呆然とした気分はなかなか直りませんでした。

学会1日目の夜には懇親会がありました。トラブルのおかげで僕はちょっとだけ顔が売れて、懇親会開始前の待ち時間に、たまたまカンザス大学から夫妻で発表に来ていた音声学の先生(僕自身が過去に留学したときに習ったI先生の後任)が声をかけたりしてくれました。実は僕は昔カンザス大学に留学したことがあって、と話したら、今度KUに来たら自分たちのところにも是非寄ってよ、というような。ただ、懇親会自体では、座席の選択を誤って(と言うよりも、最初に率先して座る場所を決めてしまったのがいけなかった)、周りがこの大学の学生で埋まってしまい、着席式だったこともあって、せっかく知り合ったカンザスの先生たちと更に話すことはかなわなかったのが少し残念でした。下の写真のような状況なので、一旦場所が定まってしまうと、ほかの場所に移動するのはほとんど不可能だったんですよね…。

2013-09-20 18-37-27 (640x480).jpg

2日目の発表はつつがなく終わった…と言いたいところですが、前日のショックから十分に回復していなかったことや、そもそも、人前で話すのがものすごく久しぶり(何しろ、アメリカに来てからは授業などもしていなかったわけです)でどぎまぎしてしまい、あまりうまくはできなかったです…。

学会の翌日22日は、相方の誕生日だったので、学会が終わったらその日のうちに空港があるデモインに移動、そこで1泊して22日は早朝の便でフィラデルフィアに向かいました。すると、ここで恐れていたトラブルが!そもそもの出発が機器の異常で30分ほど遅れたのですが、乗り継ぎをするシャーロット(ノースカロライナ州)までの3分の1も行かないところで、急に「機器異常のため着陸する」とアナウンスがあり、セントルイスに着陸しまったのです。しかも、復旧に時間がかかるから一旦コンコースに出るように、という指示までありました。結局、僕らが乗った便はそこで打ち切りになり、みんな何かしらの別ルートで目的地に向かうことになりました。

僕にとっての多少の救いは、僕が帰る先のフィラデルフィアは、今回の帰路に利用したUSエアウェイズのハブの1つなので、セントルイスからでも直行便が出ているということでした。それなら、更に別のところを経由する必要がないので、遅れはそれほど大きくならない可能性があります。実際、着いたゲートの窓口でフィラデルフィア行きの直行便への変更がされたのですが、ここでもまた、納得のいかないことがありました。

元々の予定では午後1時にフィラデルフィアに着くはずで、最初の変更では、それが夕方6時に着くものになっていたものの、「もっと早い便がある場合はそれに乗れるように、搭乗ゲートで希望するように」という指示をもらっていました。行ってみると、元々の予定と同じような時間にフィラデルフィアに着く便がゲートにいたので、そこの係員にこれに乗れるか確認してみたところ、自分にはチケットを変更する権限がないから、元の係員のところへ行け、と差し戻されてしまったのです。僕のほかにフィラデルフィアを目的地とする人が2人いて、同じような扱いを受けていました。仕方なく元のゲートで3人で列に並んでいたのですが、当然、他にもいろいろな変更手続きをする人がいて時間がかかり、結局、フィラデルフィア行きの便が出発するのを目の前で見送ることになってしまいました。しかも、元のゲートの係員は、自分のところに差し戻されたこと自体をおかしいと言っていたという、社内での連携のなさを見せつけられてしまったわけで。

結局、その次のフィラデルフィア行きには乗れたので、本来の予定よりも2時間ほどの遅れで済みました。まあ、不幸中の幸いではありましたが、どうやら、僕が飛行機旅行でトラブルに遭うのは、愛用していたユナイテッド航空に特にトラブルが多いというわけではなく、アメリカの航空業界全体の問題か、そうでなければ、僕が特に運が悪いから、と思うしかないようです。

学会そのものでも、帰りの旅行でも、ちょっと冴えなかったな…という話でした。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。