家族旅行(ナイアガラとニューハンプシャー):前半:ナイアガラの滝 [旅]
先週の水曜日(10月9日)から今週の月曜日(10月12日=コロンブス・デーの祝日)まで、家族でナイアガラの滝と、ニューハンプシャー州の紅葉を見る旅行に行ってきました。自家用車での旅です。
元々は、コロンブス・デーの3連休を利用して、ナイアガラの滝を見に行きたい、という相方の提案から始まったのですが、それならば、僕のアメリカ50州踏破のために、ニューハンプシャーにも行きたいという僕の希望も入れさせてもらったというわけです。去年バーモントに見に行った紅葉が期待外れだったので、今年再挑戦しようかという意味合いもありました。そのため、本来の3連休から大幅にはみ出すことになり、子供たちはその分、プレスクールを休むことになったのですが、帰国まで残り少ないのだから、家族でできるだけ楽しむことを優先しようという気持ちでした。(来月のアリゾナもその一環とも言えます。)
フィラデルフィアからナイアガラまでは車で7時間はかかります。1日でそれだけ動くのはちょっと大変なので、去年、ウエストバージニアに行ったときと同じように、2日分に刻むことにしました。水曜日は、午前の子供たちのプレスクールが終わってからの出発ということにして、4時間あまり行ったところの、ニューヨーク州シラキュースで途中泊ということにしました。道中、アレンタウンを過ぎて、ペンシルベニア州とニューヨーク州の境界地域は、比較的紅葉が進んでいて景色がよかったです。
2日目は、シラキュースからナイアガラ・フォールズまで2時間半あまり。こちらは、西へ向かうほど紅葉が減っていきました。実はナイアガラ周辺での紅葉も期待していた僕たちにとっては、ちょっと残念でしたね。
アメリカ→カナダの国境越えは、拍子抜けするほどあっけなかったです。僕は1999年に、ミシガン州北部のスー・セント・マリー(Sault Ste. Marie)でカナダとの陸路での国境越えをしたことがありますが、その時よりも簡単だったかも。あの時は、車から降りて、建物内で手続きをさせられたのですが、今回は完全に自動車に乗ったままで済んでしまいました。あるいは、あれから15年近く経って、手続きが合理化されたのかも知れません。僕らは今ビザでアメリカに滞在しているので、その関係で、もう少し面倒なことになるのかな、とも思ったのですけど。
カナダ側のナイアガラ・フォールズに着いたら早速観光です。まずは、テーブル・ロックからのカナダ滝。「乗り越えたら危険」という表示がある塀に子供たちは登ってしまってますが…。
次は、観光船「霧の乙女号 (Maid of the Mist)」に乗って、アメリカ滝。
霧の乙女号で、カナダ滝の滝つぼの水しぶきに突っ込んだところ。これが最高に楽しかったですね。
翌日金曜日は、ナイアガラの滝から北上(下流方向)して、ナイアガラ川の河口、オンタリオ湖畔のナイアガラ・オン・ザ・レイク (Niagara-on-the-Lake) の町に行きました。これは、その道中のナイアガラ川の景色です。紅葉していたらもっとすばらしい景色だったと思うのですが、これでも十分にきれいですね。
ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、いかにも、アメリカとの対比を強調してヨーロッパ風に仕上げてあるな、という感じの町でした。過去に行った場所では、西海岸のバンクーバー島にあるビクトリアもこんな感じだったな。
この時点では、ここから更にオンタリオ州を北上して、紅葉が楽しめる場所はないか探索したいと思っていたのです。前の晩にホテルで調べても、オンタリオ湖に近いところの情報がないけれども、行ってみれば何とかなるんじゃないかと思っていました。(片道2時間ほど北上すれば見頃になっているという情報ならあったのですが。)
しかし、我々が使っているカーナビはアメリカ国内のデータしかなくてカナダでは使えないし、iPhone のナビゲーションも、国境を越えた時点で、回線がローミング状態になり、データ通信に別料金を取られるということがネックになって使えない。そのために地図を買ってはみたものの、しばらく東進したところで、当てもなく遠出しても仕方がないよねと相方と話し合って断念して、紅葉に関しては、旅行後半のニューハンプシャー州に賭けようということに決めました。(実を言えば、ニューハンプシャー州は、紅葉情報を詳しく見られる iPhone 用のアプリがあって、その情報で、この週末がピークの見頃だということが分かっていたのでした。)
オンタリオ湖畔の小さな公園で昼食にしました。食べたのは、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの欧風ベーカリーで買ったパイです。よく見ると、対岸のトロントの摩天楼が見えていました。
この日その後は、子供たちへのサービスとして、チョウ園に行き、市内の観覧車に乗りました。それで終わりかと思っていたのですが、ホテルで夜10時頃、寝ようとしていたら、外から花火の音が聞こえました。窓から見てみると…。
アメリカ滝の前あたりで花火が上がっていたのでした。夏の間、週末の夜10時に上がるという情報は見て知っていたのですが、この夜に上がるというのは予想外でした。確かに金曜日の夜でしたけれど、もう夏は終わっていたので。それと、ホテルは、値段の安い「滝が見えない」部屋を予約していたのですが、恐らくはゴールドメンバーの恩典で「滝が見える」部屋にアップグレードされていたか、このホテル自体が、ほとんど滝が見える部屋しかないという感じだったので(少なくとも、僕らが泊まった階はそうでした。もっと低い階だと見えなかったのかも知れません)、そういう幸運も手伝ってこの花火が見えたというわけですね。
旅行の後半は、次の記事にします。
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