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アリゾナ旅行とサボテン(2) [旅]

次の記事に回す、と書いてから日数が経ってしまいました…。

学会があったのは、アリゾナのフィニックス近郊だったのですが、巨大サボテンのあるサワロ国立公園はもっと南のツーソン(トゥーソン、Tucson)の近くです。

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レンタカーで高速道路を南下していると、途中から忽然と巨大サボテンが視界に入ってくるようになり、トゥーソンに近づけば近づくほど増える、という様相を呈していました。サワロ国立公園は、トゥーソンを挟んで西と東の2か所に分かれているのですが、西部門のビジターセンターに着く頃には、見渡す限り、巨大サボテンが広がっている、という景色になったのでした。

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実を言うと、巨大サボテンがこんなにびっしりと生えているとは予想していなかったので、これを見てしばらくは呆気にとられてしまいました。その後には笑えてきてしまいました。やっぱり、ひょうきんな感じがしますからね。相方の表現では「たくさんの人が“ワーイ”と言っているみたい。」

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トゥーソンには1泊して、2日目は、今度は東側にあるサビーノ・キャニオン(Sabino Canyon)という、やっぱりサボテンの生えた峡谷に足を運びました。

このひょうきんな姿の巨大サボテンと一緒に写真を撮るなら、やっぱり、同じような姿勢になるしかないですね!

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サビーノ峡谷では、レールなし列車のような乗り物で、峡谷ツアーに行けます。

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道中はもちろん、サボテンだらけ。

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峡谷ツアーの終点はこんな感じです。往復で1時間ほどでした。途中に川らしきものは見えるものの、ほとんど水など流れていないので、よくぞここまで削られたものだね、という感じです。そして、斜面にはやっぱりサボテンがびっしり。

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この日はなかなかハードスケジュールで、午前はこの峡谷ツアー、昼食を挟んで午後は、アリゾナ・ソノマ砂漠博物館へ行きました。これは、前の日に行ったサワロ国立公園の西部門ビジターセンターの近くにあります。ここでは午前10時と午後2時の2回開催の猛禽類飛行ショーがあるのですが、何とか午後の部に間に合いました。

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その他にも、カワウソやらビーバーやらも見られましたが、やっぱり、本命はここ。

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 ハチドリです。

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それほど人間を怖がるわけではないので、こういう写真も撮れてしまいます。運がよければ肩に乗ってくることもあるそうですが、今回はそこまでのことはありませんでした。しかし、こうやって寄った写真を撮ってしまうと、ハチドリの小ささがあまり分かりませんね(汗)。

最後に、たくさん生えているサボテンを見ながら連想していたものがあるのですが、それを意識しているのかいないのか、砂漠博物館の中に、何故か小さな水族館があり、まさにその、僕がサボテンを見て連想したものが展示されていました。

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日本語では「チンアナゴ」と呼ぶようです。本当はもっと密集していてくれるとイメージに近くなるのですが…。

夕方、フィニックスに戻って1泊し、翌日帰宅しました。トゥーソンから離れるにしたがってサボテンが減っていくのがさびしかったです…。ですけど、予想以上にテンションの上がる旅だったと思います。群生するサボテンは本当に、一見の価値がありますよ。


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アリゾナ旅行とサボテン(1) [旅]

前の記事で書いたとおり、アリゾナに行って参りました。ちょうど1週間の旅でしたが、前半4日間は、僕が学会、家族は市内観光という名の暇つぶしでした。

学会会場となったアリゾナ州立大学。

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その中の、メモリアル・ユニオンという建物で学会は開催されました。

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学会のポスターです。

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学会の内容については…これは仕事に関わる話で、このブログは、僕が誰なのか、見る人がよく見れば一応分かるけれども、そうでない人には分からない、というスタンスにしているので、まぁ書く必要はないですね。少しだけ感想を書けば、この学会は理念先行型で、その理念によって押し立てようとしているものの「実体」を詳しく調べようという態度に乏しいのかなと思います。僕自身が、実態を詳しく調べる研究をしているから余計にそう感じるのだとは思うのですが。

僕が学会に行っている3日間、相方と子供たちは

1日目:楽器博物館(Musical Instrument Museum

2日目:フィニックス子供博物館(前の記事で候補に挙げた The Children's Museum of Phoenix)

3日目:マコーミック-スティルマン鉄道公園(McCormick-Stillman Railroad Park

に行ったとのこと。楽器博物館は、相方は楽しかったが子供たちは退屈し、子供博物館は子供たちが楽しみ、鉄道公園は相方も子供たちも楽しめたようです。

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この旅行の“本命”だった巨大サボテンについては、次の記事に回すことにします。


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明日から1週間アリゾナです。 [旅]

明日からちょうど1週間、学会発表のためにアリゾナ州フィニックス(Phoenix)に行きます。

今回は家族も一緒で、土・日・月の3日間、学会に参加した後で、1泊2日で南のトゥーソン(Tucson)に行って、サワロ国立公園(Saguaro National Park)で、アリゾナのシンボルとも言えるあの、巨大なサワロサボテンを見てくる予定です。

問題は、僕が学会に行っている3日間のあいだ、相方と子供たちはどうするか、ということだったのですが、幸いなことに、フィニックス地区には子供博物館が3か所あることが分かりました。

1日ずつ、別々のところに行くこともできそう…と思ったのですが、最初の2つは月曜が休館、3つめは土日が休館のようです。3つめはアメリカ心臓協会という、心臓病予防啓発のためのNPOが運営しているようですが、要予約でガイド付きツアーでまわるということなので、ちょっと面倒かな…。

僕は学会1日目の夕方に発表です。今回は機器トラブルは御免こうむりたいですね。実はまだ準備が終わっていないので、この記事も長々と書かずに、仕事に戻ることにします。


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家族旅行(ナイアガラとニューハンプシャー):後半:ニューハンプシャーの紅葉 [旅]

ナイアガラからニューハンプシャーまでは長旅です。まずはアメリカへ再入国ですが、週末でカナダからアメリカに行く人がとても多く、入国審査は自動車の長蛇の列でした。それだけで2時間半ほどかかってしまいました。そこからは、I-90をひたすら東へ。朝ホテルを出たのが9時半、マサチューセッツ州中部スプリングフィールドのホテルに着いたのが夜7時なので、10時間近くかかってしまいました。

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スプリングフィールドはバスケットボールが発明された土地で、泊まったホテルの隣にはバスケットボールの殿堂もあったのですが、今回の目的はあくまでも紅葉なので、これはスルーしました。

ニューハンプシャーは、北部まで行かなくても、中部で十分に紅葉は見頃ということで、アイビーリーグの一角ダートマス大学のあるハノーバーを目指すことにしました。スプリングフィールドから I-91を北上すること2時間です。

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着いたら、散策前に、ベーカリーで昼食にしました。 

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散策は、ダートマス大学のキャンパス周辺にしました。と言っても、こういう大学町ではキャンパスとキャンパス外の区別は無いに等しいのですけどね。これは学生社交クラブの寮の前の紅葉です。

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 近くに寄ってみると、燃えるような赤とオレンジでした。

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 実際のところ、紅葉一色というわけではなかったのですが、去年のバーモントではこんなに発色のいい紅葉を見られたという記憶がないので、今年再挑戦してみてよかったと思います。

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 息子が女子大生(?)をナンパしているところ。とにかく、こういう果敢さには感心します。

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紅葉見物が終わったら、この日の最終目的地、ニューハンプシャー州ポーツマスへ向かいます。日露戦争の講和条約が締結された土地ですが、僕たちの目当てはシーフードです。今回の旅行は、ここまでは「食」に期待できるような土地に行かなかったので(実際に行ってみると、特にカナダでの食事が貧しいものだった)、最後に「食」の満足が得られるようにと考えたわけです。レストランに歩いて行けるように(相方も僕も酒を飲めるように)、街中のホテルにしたほどです。

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実は、前の晩からトリップアドバイザーでレストランを物色していました。最終的に、「サーフ」というこの店にしました。"Serious Seafood" というスローガンが頼もしいですね。 

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僕たちが食べたのは、生のハマグリ、ニューイングランド・クラムチャウダー、 かにサラダ、ポルトガル風シーフードシチュー、そして蒸しロブスターでした。とても美味しくて、相方は大喜びでした。生のハマグリって、日本では食べないですよねえ。多分、刺身にするには小さすぎるから?

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明けてコロンブス・デーの祝日の月曜日。前の晩は食べるだけで町を散策できなかったので、少しだけ散歩をしました。ポーツマスは、入り江に面した港町です。 

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日本人がポーツマスに行ったら、やっぱり本当はポーツマス条約関係の史跡などを見たいところなのですが、ここからフィラデルフィアまでは6時間かかり、連休の最終日で混雑も予想されたので、早々に出発しました。

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帰りの道中でも、コネティカット州の途中までは紅葉が楽しめました。今年はちょうどいい時期に旅行できたということなのでしょうね。

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ニューハンプシャーに行ったことで、僕の「アメリカ50州踏破」は46州まで来ました。残るのは、インディアナ、ノースダコタ、サウスダコタ、ユタの4つです。ユタは国立公園がいくつもあるので、行く理由は簡単に見つかるのですが、残りの3州が問題ですね…。


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家族旅行(ナイアガラとニューハンプシャー):前半:ナイアガラの滝 [旅]

先週の水曜日(10月9日)から今週の月曜日(10月12日=コロンブス・デーの祝日)まで、家族でナイアガラの滝と、ニューハンプシャー州の紅葉を見る旅行に行ってきました。自家用車での旅です。

元々は、コロンブス・デーの3連休を利用して、ナイアガラの滝を見に行きたい、という相方の提案から始まったのですが、それならば、僕のアメリカ50州踏破のために、ニューハンプシャーにも行きたいという僕の希望も入れさせてもらったというわけです。去年バーモントに見に行った紅葉が期待外れだったので、今年再挑戦しようかという意味合いもありました。そのため、本来の3連休から大幅にはみ出すことになり、子供たちはその分、プレスクールを休むことになったのですが、帰国まで残り少ないのだから、家族でできるだけ楽しむことを優先しようという気持ちでした。(来月のアリゾナもその一環とも言えます。)

フィラデルフィアからナイアガラまでは車で7時間はかかります。1日でそれだけ動くのはちょっと大変なので、去年、ウエストバージニアに行ったときと同じように、2日分に刻むことにしました。水曜日は、午前の子供たちのプレスクールが終わってからの出発ということにして、4時間あまり行ったところの、ニューヨーク州シラキュースで途中泊ということにしました。道中、アレンタウンを過ぎて、ペンシルベニア州とニューヨーク州の境界地域は、比較的紅葉が進んでいて景色がよかったです。

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2日目は、シラキュースからナイアガラ・フォールズまで2時間半あまり。こちらは、西へ向かうほど紅葉が減っていきました。実はナイアガラ周辺での紅葉も期待していた僕たちにとっては、ちょっと残念でしたね。

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アメリカ→カナダの国境越えは、拍子抜けするほどあっけなかったです。僕は1999年に、ミシガン州北部のスー・セント・マリー(Sault Ste. Marie)でカナダとの陸路での国境越えをしたことがありますが、その時よりも簡単だったかも。あの時は、車から降りて、建物内で手続きをさせられたのですが、今回は完全に自動車に乗ったままで済んでしまいました。あるいは、あれから15年近く経って、手続きが合理化されたのかも知れません。僕らは今ビザでアメリカに滞在しているので、その関係で、もう少し面倒なことになるのかな、とも思ったのですけど。

カナダ側のナイアガラ・フォールズに着いたら早速観光です。まずは、テーブル・ロックからのカナダ滝。「乗り越えたら危険」という表示がある塀に子供たちは登ってしまってますが…。

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次は、観光船「霧の乙女号 (Maid of the Mist)」に乗って、アメリカ滝。

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霧の乙女号で、カナダ滝の滝つぼの水しぶきに突っ込んだところ。これが最高に楽しかったですね。

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翌日金曜日は、ナイアガラの滝から北上(下流方向)して、ナイアガラ川の河口、オンタリオ湖畔のナイアガラ・オン・ザ・レイク (Niagara-on-the-Lake) の町に行きました。これは、その道中のナイアガラ川の景色です。紅葉していたらもっとすばらしい景色だったと思うのですが、これでも十分にきれいですね。

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ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、いかにも、アメリカとの対比を強調してヨーロッパ風に仕上げてあるな、という感じの町でした。過去に行った場所では、西海岸のバンクーバー島にあるビクトリアもこんな感じだったな。

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この時点では、ここから更にオンタリオ州を北上して、紅葉が楽しめる場所はないか探索したいと思っていたのです。前の晩にホテルで調べても、オンタリオ湖に近いところの情報がないけれども、行ってみれば何とかなるんじゃないかと思っていました。(片道2時間ほど北上すれば見頃になっているという情報ならあったのですが。)

しかし、我々が使っているカーナビはアメリカ国内のデータしかなくてカナダでは使えないし、iPhone のナビゲーションも、国境を越えた時点で、回線がローミング状態になり、データ通信に別料金を取られるということがネックになって使えない。そのために地図を買ってはみたものの、しばらく東進したところで、当てもなく遠出しても仕方がないよねと相方と話し合って断念して、紅葉に関しては、旅行後半のニューハンプシャー州に賭けようということに決めました。(実を言えば、ニューハンプシャー州は、紅葉情報を詳しく見られる iPhone 用のアプリがあって、その情報で、この週末がピークの見頃だということが分かっていたのでした。)

オンタリオ湖畔の小さな公園で昼食にしました。食べたのは、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの欧風ベーカリーで買ったパイです。よく見ると、対岸のトロントの摩天楼が見えていました。

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この日その後は、子供たちへのサービスとして、チョウ園に行き、市内の観覧車に乗りました。それで終わりかと思っていたのですが、ホテルで夜10時頃、寝ようとしていたら、外から花火の音が聞こえました。窓から見てみると…。

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アメリカ滝の前あたりで花火が上がっていたのでした。夏の間、週末の夜10時に上がるという情報は見て知っていたのですが、この夜に上がるというのは予想外でした。確かに金曜日の夜でしたけれど、もう夏は終わっていたので。それと、ホテルは、値段の安い「滝が見えない」部屋を予約していたのですが、恐らくはゴールドメンバーの恩典で「滝が見える」部屋にアップグレードされていたか、このホテル自体が、ほとんど滝が見える部屋しかないという感じだったので(少なくとも、僕らが泊まった階はそうでした。もっと低い階だと見えなかったのかも知れません)、そういう幸運も手伝ってこの花火が見えたというわけですね。

旅行の後半は、次の記事にします。

 


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